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君を想い、バスに乗る the Last Bus

2021年イタリア・バーリ国際映画祭 最優秀主演男優賞受賞(ティモシー・スポール) 2021年イタリア・バーリ国際映画祭 最優秀主演男優賞受賞(ティモシー・スポール)
人生は乗り合いバスのように 出会いが過去と未来を紡いでいく
ティモシー・スポール(『ターナー、光に愛を求めて』)×フィリス・ローガン(『ダウントン・アビー』シリーズ)
2022年6月3日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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Trailers

  • 60秒予告
  • 30秒予告
  • 主演&監督インタビュー
    ティモシー・スポ―ルの役作りについて
  • 本編映像
    ティモシー・スポールが歌う
    「アメイジング・グレイス」
  • 特別映像
    キャスト・スタッフが語る制作秘話
  • 監督インタビュー
    映画音楽について
作品紹介

作品紹介

ティモシー・スポール(『ターナー、光に愛を求めて』)×フィリス・ローガン(『ダウントン・アビー』シリーズ)の英国を代表する実力派俳優が贈る、心温まる人生賛歌! ティモシー・スポール(『ターナー、光に愛を求めて』)×フィリス・ローガン(『ダウントン・アビー』シリーズ)の英国を代表する実力派俳優が贈る、心温まる人生賛歌!
数々の映画祭での受賞・ノミネート歴を誇る名監督として評価されるギリーズ・マッキノン監督の最新作。最愛の妻を亡くした90歳のトム・ハーパーが50年暮らした家を離れ、壮大な旅に出る物語。脚本を手掛けたジョー・エインズワースが、彼の父と義父の「高齢者向けの無料バス乗車券を使ってどこに旅をするか」という会話から着想を得て、この物語が完成した。2021年夏にイギリスで公開され、英インディー映画界にて『ファーザー』『スーパーノヴァ』に続く第3位の興行収入を記録。特殊メイクなしで実年齢より30歳近く年老いた主人公・トムを演じたティモシー・スポールは、同年イタリアで開催されたバーリ国際映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞した。トムの最愛の妻・メアリーを演じたのは大人気テレビシリーズ『ダウントン・アビー』でミセス・ヒューズ役を演じたフィリス・ローガン。本作で主人公・トムが目指すのはイギリス旅行者憧れの聖地“ランズエンド”。道中で出会う雄大な景色とイギリスを代表する実力派俳優が紡ぐ愛の形はまさに必見だ。

あらすじ

この映画は “人は一人じゃない” ことを思い出させてくれる。

最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・スポ―ル)はローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。

目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所―。

行く先々で様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトムは、まさに勇敢なヒーローだ。

愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは・・・?

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キャスト/Cast

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ティモシー・スポール (トム)
TIMOTHY SPALL (Tom Harper)
イギリスが誇る、最も才能あるキャラクター俳優の一人。マイク・リー監督の『ターナー、光に愛を求めて』(2014)でJ.M.Wターナー役を演じ、世界中で絶賛され、カンヌ国際映画祭の男優賞を含め7つの国際映画賞を受賞した。国立青少年劇場と王立演劇学校で訓練を受けた後、舞台俳優としてキャリアを始め、バーミンガム・レパートリー・シアターとロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで活躍した。次回作は『It Snows in Benidorm(原題)』。
主な映画出演作:『ハリー・ポッター』シリーズ、『ロンドン・バーニング』(2019)、『輝ける人生』(2017)、『否定と肯定』(2016)、『英国王のスピーチ』(2010)、『くたばれ、ユナイテッド サッカー万歳!』(2009)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007)、『人生は、時々晴れ』(2003)、『ラッキー・ブレイク』(2001)、『トプシー・ターヴィー』(1999)、『秘密と嘘』(1996)など。※以上すべて製作年
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フィリス・ローガン (メアリー)
PHYLLIS LOGAN (Mary Harper)
1983年『Another Time, Another Place(原題)』で長編映画デビュー。英国アカデミー賞の映画部門における最優秀新人賞を受賞し、最優秀女優賞にもノミネートされた。2010年から2015年まで全6シーズンの受賞歴あるテレビシリーズ『ダウントン・アビー』のミセス・ヒューズ役で最も知られる。ドラマシリーズ部門で全米映画俳優組合賞アンサンブル賞を3度受賞した。2019年にユニバーサル社(日本配給:東宝東和)が公開した映画版でも同役で出演し、大ヒットした。
主な映画出演作:『マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル』(2009)、『Misbehaviour』(2020)、『秘密と嘘』(1996)、『フランツ・カフカの素晴らしき哉、人生』(1993)など。※以上すべて製作年
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スタッフ/Staff

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ギリーズ・マッキノン (監督)
Gillies Mackinnon (Director)

スコットランド出身の映画制作者であり画家。『Pure ピュア』(2002)はベルリン国際映画祭でマンフレッド・サルツゲーバー賞、『Trojan Eddie(原題)』(1996)はサン・セバスティアン国際映画祭で最優秀作品賞、『Small Faces(原題)』(1996)はエディンバラ国際映画祭で最優秀英国映画賞を受賞している。 また、ギリーズ監督作品には数多くの偉大な俳優たちが出演している。マーク・ライランス、アルバート・フィニー、ロビン・ライト、スティーヴ・マーティン、リチャード・ハリス、ジョナサン・プライス、ケイト・ウィンスレット、ジュディ・デンチ、キーラ・ナイトレイ、マイケル・ファスベンダー、そして『君を想い、バスに乗る』のティモシー・スポール。
代表作:『Torvill & Dean(原題)』(2018)、『ウィスキーと2人の花嫁』(2016)、『Castles in the Sky(原題)』(2014)、『Zig Zag Love(原題)』(2009)。
プロダクションノート/監督の言葉
ギリーズ・マッキノン

ジョー・エインズワースが書いた『君を想い、バスに乗る』を初めて読んだ時、高齢者用の無料バス乗車券を使って路線バスの旅に出る老人のロードムービーという設定が非常に気に入った。スコットランドの最北端(ジョンオグローツ)からイングランドの最南端(ランズエンド)までの約1300キロの旅は、彼の人生最後の旅となる。

妻メアリーの死後、トム・ハーパーは60年以上前の夫婦の旅を細部にわたって再現しようとする。同じ路線バスのルートや朝食付き宿を利用しながら、もと来た道をさかのぼる。この旅は彼にとって忠実に守る儀式であるが、人生に脱線はつきものだ。

トムの旅には、人には言えない大切な理由がある。これが物語に情緒的な深みを与えている。さらにトムは自分に残された時間の中で、約束を果たすために困難に立ち向かう。 入念な計画に沿って旅を進めるが、想定外の出来事がトムを待ち受ける。あらゆる問題、障害、喜びを伴う、まさに人生そのものだ。人生と出会いがもたらす脱線は、彼の旅に様々な形で花を添える。

『Another Time, Another Place(原題)』でフィリス・ローガンを見て以来、彼女と仕事がしたいと思っていた。この映画で、ついに念願が叶った。

審査員としてトリノ映画祭に参加した際、ティモシー・スポールに出会い、この映画の話をした。彼はすぐに興味を示してくれた。主人公のトムよりもはるかに若かったが、ティモシーならうまくやり通せると直感的に思った。90歳の身体的特徴を捉えた見事な役作りに加え、メイクアップアーティストのクリスティーン・カントが高価なアイテムを使わず、見事なメイク技術だけでティモシーを老けさせてくれた。

多彩な出演者はグラスゴーの人たちだ。その多くが30年以上を共にした俳優たちで、再び一緒に仕事ができたことを嬉しく思う。

ジョー・エインズワース (脚本)
Joe Ainsworth (Writer)

1963年リバプール生まれ。サドマゾヒストで異性装のクリスチャン・ブラザースにより教育を受ける。エッジ・ヒル大学で英語を専攻。エヴァートンの生涯サポーター。挫折したミュージシャン。ウォーキング・サッカー選手。1989年から1997年まで『Brookside』の脚本を担当。その他のテレビ作品にはチャンネル4のオリジナルドラマ『And The Beat Goas On(原題)』(全8シーズン)、『The Lakes II(原題)』、『ニュー・トリックス~退職デカの事件簿』、『Holby City(原題)』がある。2008年、『Holby City(原題)』で英国アカデミー賞を受賞、2012年と2016年にも同賞にノミネートされた。ハリケーンフィルムの『The Last Bus』の脚本を担当。現在はハリケーンの新作長編『The Last Date(原題)』を執筆中。
ロイ・ボウルター & ソル・パパドプーロス (プロデューサー)
Roy Boulter & Solon Papadopoulos (Producer)

リバプールに拠点を置くハリケーンフィルムはソル・パパドプーロス(ロイヤル・テレビジョン・ソサイエティ賞など多数の受賞を誇るドキュメンタリー映画監督)、およびロイ・ボウルター(ザ・ファームの元ドラマー、テレビ脚本家に転向し、『Brookside』、『EastEnders(原題)』、『The Street(原題)』を手がける)により設立された。 2人はテレンス・デイヴィス監督の『Of Time & the City(原題)』を製作し、英国アカデミー賞にノミネートされた。同作品はカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、2009年タイム誌のトップテン映画に名を連ねた。また、同年にニューヨーク批評家協会賞のノンフィクション映画部門賞を受賞。『Of Time & The City』、『Sunset Song(原題)』、『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』のテレンス・デイヴィス監督3作品はいずれもハリケーンフィルム製作である。 2018年にはカンヌ国際映画祭でプレミア上映されたタイのボクシングスリラー映画『暁に祈れ』、アメリカの詩人エミリ・ディキンスンのドキュメンタリー『My Letter To The World(原題)』を公開した。 力強いストーリーと情熱的なストーリーテラーを見いだすという、同社の目的を果たす数多くの長編映画を現在製作中である。その中にはリンディー・ハイマン監督の『Rum Doxy Diver(原題)』 、ドン・ボイド監督の『Beatrice and Her Father(原題)』が含まれる。
ジョージ・キャメロン・ゲディーズ (撮影)
George Cameron Geddes (Director of Photography)

グラスゴーに拠点を置く撮影監督で、映画、テレビ、ドキュメンタリーなどを手がける。最近の作品にはテレビシリーズ『Eve(原題)』、ドキュメンタリー『Hamish(原題)』(ロビー・フレイザー監督)、長編映画『Not Another Happy Ending(原題)』(ジョン・マッケイ監督)がある。
アン・ソーペル (編集)
Anne Sopel (Editor)

ロンドンに拠点を置く編集者で、『君を想い、バスに乗る』の監督ギリーズ・マッキノンと『Torvill and Dean(原題)』、『ウィスキーと2人の花嫁』、『Castle in the Sky(原題)』などの作品を手がけた。テレビや映画でも活躍しており、最近のテレビ作品には『風の勇士 ポルダーク』、『セルフリッジ 英国百貨店』、『ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ヨーク物語』がある。